2024年6月4日（火）フランス – 大規模IoTの（モノのインターネット）サービスプロバイダーおよびインテグレーターであるUnaBizは、AIにより強化されたSigfox Atlas Wi-Fiサービスの進化により、90%以上の位置情報精度を達成するという重要な成果を発表しました。この成果は、UnaBizがイノベーションに対するコミットメントを強化し、物流およびサプライチェーン業界において、最もエネルギーおよび資源効率に優れた、低消費電力広域ネットワーク（LPWAN）ソリューションの提供に注力していることを表しています。Wi-Fiによるジオロケーションの正確性は、ほとんどの地域において一般的に70％を下回り、大規模な資産追跡プロジェクトにとって大きな課題となっています。このサービスのアップグレードは、2024年6月30日より0Gネットワークが現在利用可能な70すべての地域で段階的に展開される予定です。
最新のアップグレードは、お客様からのフィードバックと業界の課題に直接対応したものであり、UnaBizの研究開発チームがWi-Fi位置情報技術の限界を押し広げる原動力となりました。従来、位置情報プロバイダーがすべてのWi-Fiアクセスポイントをスキャンすることは、困難かつ高コストでした。しかし、UnaBizは、人工知能（AI）の力を活用し、内蔵された機械学習（ML）モジュールを作動させることで、画期的なアップグレードであるアクセスポイント機械学習を開発し、Atlas Wi-Fi位置情報システムの機能を強化しました。
お客様にとっての主なメリット
- 高精度の位置情報：精度の向上により、追加リソースや新しいインフラの導入なしで、資産の位置情報をより正確に把握することができる。
- コスト効率：高額な代替品ハードウェアであるGPSトラッカーに切り替えるのではなく、既存のハードウェアデバイスを使用し続けながら、精度の高いAI強化型Wi-Fi追跡ソリューションを利用することができる。
京セラコミュニケーションシステム株式会社（KCCS）は、同AI強化型サービスを日本においていち早く試験的に導入した企業です。
京セラコミュニケーションシステム株式会社 ワイヤレスソリューション事業部 事業部長 川合直樹氏のコメント
「AIにより強化されたSigfox Atlas Wi-Fi MLサービスを導入して以来、当社の位置情報精度は62%から92%に向上しました。この新しいサービスをお客様に提供できることを楽しみにしており、日本の物流およびサプライチェーン分野を超えて、UnaBizとの戦略的パートナーシップを継続することを期待しています。」
UnaBizグループ CTO Alexis Sussetのコメント
「Sigfox 0Gネットワークの広範なカバレッジは、位置情報データのネットワーク効果を可能にし、AI駆動のイノベーションと組み合わせることで、試験導入したすべての地域において位置情報の精度を90%以上に向上させることができました。この独自の機能に加え、当社のグローバルオペレーターエコシステムと優れた総所有コストにより、UnaBiz Sigfox 0Gテクノロジーは、エネルギー効率に優れ、精度の高い資産追跡の業界標準として確立されていると感じます。」
UnaBizグループ CEO Henri Bongのコメント
「UnaBizは、比類のないサービス品質を維持しながら、Sigfox 0Gテクノロジーの継続的な改善とイノベーションに尽力しています。”Less is More”という原則に基づき、お客様はこのアップグレードにより、GPSトラッカーのような高価でエネルギーや資源を多く消費する代替品に切り替えることなく、優れた位置情報精度の恩恵を享受することができます。このアプローチによって運用コストを削減し、新しいインフラの製造および展開に伴う環境への影響を最小限に抑え、持続可能なビジネス実践に沿うことができるのです。」
Sigfox Atlas Wifi ML の詳細については、https://www.sigfox.com/services/atlas or https://build.sigfox.com/geolocation-sigfox-atlas
