ファーイースト・オーガニゼーション(Far East Organization、FEO)は、IoTソリューションの提供企業であるUnaBizと提携して、ショッピングモールの運用効率を高め、テナントと買い物客から高い顧客満足度を獲得しました。このソリューションはパシフィックプラザ(Pacific Plaza)とオーチャードセントラル(Orchard Central)に導入されました。
「IoTセンサーを導入したことによって、遠隔からでも建物全体をリアルタイムで監視できるため、運用上合理的です。さらに、このソリューションは迅速に導入でき、保守も簡単です。また、インフラストラクチャを追加しなくても、現在使用しているシステムに簡単に統合できるのは、大きなプラスです。」と、FEO中央エンジニアリング部担当部長のリム・エン・ファ(Lim Eng Hwa)氏はコメントしています。
UnaBizのIoTシステム導入の前は、ショッピングモールの温度と湿度管理のために、スタッフが実際に巡回し、手動で記録を行っており、多くの時間と労力を要していました。
UnaBizのソリューションを導入したことで、温度と湿度はリアルタイムの追跡および記録ができるようになり、現場の中央エンジニアリングチームは、モール内のさまざまな通知をタイムリーに受信します。2019年第3四半期にセンサーを導入してから、チームはモールで人が集まりがちな場所を数か所注意するだけで、買い物客やテナントの店舗において暑さの不快感を覚える前に対応できるようになりました。
UnaBiz業務執行取締役のジョナサン・タン(Jonathan Tan)は次のようにコメントしています。「特に新型コロナウイルス感染症による影響で現場スタッフの業務が以前よりも増えているこの時期に、シンプルで扱いやすいSigfox 0Gセンサーを導入したこのプロジェクトは、施設管理者の業務の改善を表す良い事例になりました。」
つまり、ショッピングモールなどの大施設が24時間年中無休で施設内環境を監視し、データを収集する上で、IoTはかなり大きな役割を果たすのです。機能が統合されたダッシュボードは使い勝手が良く、機器操作の自動化、人員管理の最適化、事件・事故発生時の即時対応ができるようになるため、スタッフはより人的な労力や注意が必要な業務に集中できるのです。